はじめに
「看護師になりたいけれど、まず何をすればいいの?どうやったらなれるの?頭良くないとだめ?」
そんな悩みを抱える主婦や子育て中の方も多いのではないでしょうか?
ズバリ!言いましょう。看護学校に行けば、看護師には誰でもなれます!
看護学校に入学して、敷かれたレールを行けば、誰でも看護師になれます。
看護師の勉強難しいよね?実習厳しいよね?そんなことはないです!
なぜなら、看護師国家試験合格率は90%前後だからです。ほぼうかる!
言ってしまえば、国家試験は選択制です。たとえ正解がわからなくても、勘で書けば当たるということです。
10人のうち9人が受ける試験なので、はっきり言って看護師なんて誰でもなれます。
ただ、看護師になるうえで国家試験よりも難しいものがあります。
そうなんです。1番難しいのは看護学校の合格です!
まずは、学校へ入れなければなにもはじまらないのです!看護学校の心配は、学校へ受かってからしましょう。
そこで、すごく大切なのが情報収集&学校選びです!
この記事では、サラリーマンや子育て中の主婦の方でも、家事や育児を両立させながら進学を目指すための、看護学校入学のために重要なポイントをを紹介します。
実体験をもとに、分かりやすく具体的なアドバイスを提供していきます。
大丈夫です。正しく自分に合った学校へ行くことができれば看護師に絶対なれますよ。
私は社会人から27歳で看護学校へ入学→30歳で看護師になったさくママです。
鬱から復活し、現在はディサービスでゆるゆるパート看護師をしています。
2児の子育てに奮闘中です。詳しくはこちら。
看護師になるルート
普通の社会人が看護師になる主なルートは4年制の看護大学 3年制の看護短期大学 3年制の看護専門学校 です。
私のおすすめは3年制の看護専門学校か短期大学の最短コースです!
なぜなら、子育てしている主婦やこれから子供を授かろうと思っている女性には時間をかけていられないからです。
これらは、日中に看護学校へ行きます。月から金までの5時間です。
9時から17時半までぐらいが多いですね。
高校みたいな感じです。
高校卒業したての若者たちと学びます。
私は3年制の看護専門学校で免許取得しました。
また、通信制看護師養成所・大学の通信制・定時制コースに通う(夜間や週末やオンラインでの授業)という道もあるようですが、そのような学校数が少なく、私の県では1つもありませんでした。田舎なので…
あれば、オンラインを選ぶことで、働きながら取得できますね。
でも…オンラインはなかなかおすすめできません。
はっきり言って、実習は働きながらできるような生易しいものではありません。
留年も簡単にしてしまうので、勉強もさぼれません。
心をキメて、学生時代に戻って、気合を入れて日中にがっつり勉強をする!という道が案外1番の近道かもしれません。
ちなみに、私は土日にバイトしてましたよ。
ちなみに、准看護師を持たれている方は以下の方法がおすすめです。
①准看護師として7年以上の実務経験を積んだ後、2年制の通信制看護師学校養成所に通学する。
②准看護師として働きながら、3年制の定時制看護師専門学校(昼間コースまたは夜間コース)に通学する。
職場にもこういう方がいましたが、結構大変そうでした。
夜勤中にレポートを書いていましたよ。准看護師と正看護師ではやることは変わらないのに、給料が全然違いますからね…
情報収集の方法
看護師への道筋は決まった!
次は学校の調べ方をお伝えします。
インターネットでの調査
インターネットは最も手軽で豊富な情報源です。
看護学校の公式ウェブサイトを閲覧し、カリキュラムや入試情報、学校の特色などを確認しましょう。
看護学校検索サイトを利用すると、地域や学校の種類(専門学校、短大、大学など)で絞り込んで探すことができます。
まずはネットがお手軽 「看護学校 ●●県」で検索してください。それと、「看護学校 ●●口コミ」や「偏差値」等で調べても、でてきますよ。
オープンキャンパスへの参加
多くの看護学校がオープンキャンパスを開催しています。
実際に学校を訪れることで、施設や雰囲気を直接体験できます。
在学生や教員と直接話をすることができ、より具体的な情報を得られます。
私は仕事が忙しく、1つも行っていません。少し後悔。
入試当日に初めて行って、実はすごく交通の便が悪いことを知ったり、公社がとても古いことを知ることもありました。
できたら、オープンキャンパスへの参加が望ましいですね。
近くへ行くだけでもいいかも!
資料請求
気になる学校には積極的に資料請求をしましょう。
学校案内やパンフレットには、詳細な情報が掲載されています。
多くの学校では、ウェブサイトから簡単に資料請求ができます。
募集要項も一緒に送ってもらえるところもあります。
普通は郵送で可能なところが多いとは思いますが、私の頃は願書・募集要項は学校まで直接取りに行かなければならない…というところが多かったですね。
看護師や看護学生への相談
実際に看護の道を歩んでいる人からの情報は非常に貴重です。
知り合いの看護師や看護学生がいれば、学校生活や仕事の実態について聞いてみましょう。
SNSなどを通じて、看護学生のブログや投稿を読むのも良い方法です。
私のころはあまりブログとかはなかったですねー。
LINEがやっと出始めたような時代だったのでw
当時は、看護師の友人に話を聞いたりしましたよ。
情報収集するポイント
倍率・倍率
学校によってばらつきが大きいです。
専門学校<短大<大学という順に偏差値は高くくなります。すなわち、難しいということです。
まずはネットで、「看護学校 ●●県 倍率 偏差値」で調べてみてください。
倍率の高い専門学校ほど学費が安い傾向にあります。安いから競争率も高くなりますよね。
また、偏差値の高い学校では社会人が少なめで、偏差値の低いところでは社会人多めという印象です。大学や短大ですね。
さすがに、現役高校生の頭脳には社会人は勝てないですよね…
あ。ちなみに、4年生大学の看護学校は社会人はレアです。学費も高いし、4年ですしね。
偏差値が低いからと言って、看護国家試験に受からないのかと言われれば、それは違います。低くても合格率100%の学校はあります。
ある程度倍率が低めの学校も視野にいれつつ、第1希望から第3希望ぐらいまでは考えましょう。
絶対うかる学校はあります!
受からなければ始まりません。
学校へ入れば偏差値が低かろうが高かろうが関係ないですよ。
カリキュラム内容
どのような科目が学べるのか、実習の期間や頻度はどうか。
カリキュラムはどの学校にもあるものもあれば、その学校独自のカリキュラムが存在することもあります。
特に1年前半では看護学は少なめでした。一般科目も多くありました。
私の場合は、クラブ活動や体育も単位の1でした。本当に高校生みたいな生活でした。
27歳で久々に長縄跳びした覚えがあります。
筋肉痛になったなーw
また、学校によりますが、大学卒の方は、「英語」「社会学」等、一般的な履修科目は免除されることもあります。
大学での履修済みの書類を提出すれば、看護学校での履修はしなくてよいので、空き時間ができて早く帰れたりします。要確認!
もう一度学びなおしたいというのであれば、全部受けてください。
授業料は変わらないですし。
私は5つほど免除される予定の科目がありましたが、仕事が忙しく、めんどくさいと思ったので、書類提出しませんでした。
後々後悔しました。
また、特殊な単位として、私の学校では船で離島へ行って泊まる、という実習がありました。これも立派な単位の一つ!
学費
これは皆さんが一番に調べることかもしれませんね。重要なポイントです。
学校ごとに学費は異なります。授業料だけでなく、教材費や実習費、交通費なども考慮しなくてはなりません。
安いにこしたことないですよね。
看護専門学校(3年課程)
3年間の総額平均は、 約200〜300万円が相場です。
公立の専門学校を選ぶと、さらに費用を抑えられる可能性があります。
私の場合は病院付属の専門学校でした。
年間30万程度でした。
教科書やその他もろもろ合わせて130~160万ぐらいだったと思います。労災・日赤病院等は、年間15万という安さでしたね。
しかし、安いところは偏差値高くて競争率高いです!
看護短期大学(3年課程)
3年間の平均総額は 約400万円以上が相場です。
ただし、看護短期大学は減少傾向にあります。
看護大学(4年制)
国公立大学: 4年間総額平均は、約200〜300万円が相場です。
私立大学:4年間総額平均は、約500〜700万円が相場です。
大学は結構かかりますよね。
なおかつ、大学は偏差値もいります。
社会人から看護師を目指すのであれば、看護専門学校でいいと思います。めちゃくちゃ出世したい人は大学卒がいいそうですが…。
私のゆるゆる看護師像には大卒看護師は必要ではないです
奨学金
日本学生支援機構の奨学金
給付型と貸与型があります。
貸与型には無利子の第一種奨学金と有利子の第二種奨学金があります。
都道府県や自治体の奨学金
地域によって条件や金額が異なります。
多くの場合、返還免除の条件があります。
ネットで簡単に検索できますよ。
病院奨学金
病院が独自に提供する奨学金制度です。
卒業後、一定期間(2~3年)その病院で勤務することで返還が免除されることが多いです。
私の学校の場合は、奨学金を借りるように勧められました。
そして、ほぼ申請者全員奨学金を借りることができます。40人中35人ぐらいは借りていました。
なぜなら、附属病院へ多くの学生を就職させるためだと考えています。
私は180万円奨学金をいただきましたが、卒業後は附属病院に就職しなかったので、一括返済しました。
就職してたら、ほぼただで免許がとれてましたねー。
給付金・支援制度
専門実践教育訓練給付金
教育訓練費の50%(年間上限40万円)が支給されます。
対象講座を受講した場合、年間56万円を上限に、受講費の最大70%まで支給を受けることができます。
支給期間は最大3年間で、上限168万円まで給付される可能性があります。
雇用保険の被保険者で、指定された看護専門学校に行くことが必要です。
高等教育の修学支援新制度
授業料等の減免と給付型奨学金を受けられる可能性があります。
家計・成績・国籍等の要件を満たす学生が対象となります。
例えば、住民税非課税世帯で自宅外通学の学生が「第Ⅰ区分」の支援対象として採用されれば、最大70万円(年額)の授業料の減額と月々75,800円の奨学金の給付が受けられます。
高等職業訓練促進給付金
この制度は、ひとり親家庭の親を対象とした生活費支援制度です。
シングルマザーやシングルファザーなど、ひとり親家庭の親の資格取得を支援します。
就職に有利な資格を取得するためにスクールや教育機関に通った場合、生活費が毎月支給されます。
支給額は、市町村民税非課税世帯の場合、月額100,000円(最後の12か月は140,000円)です。
支給期間は修業期間の全期間(上限4年)となっています。
当時の私の場合は、全日制の専門学校へ行ったので、失業手当も出ず、給付金制度を調べてもいなかったので、損していたかもしれません。
今は私の頃よりも、支援制度が手厚くなっていますので、お得に学校へ通いましょうね。
通学時間
自宅からどのようにして、何時間かかるのか?
実習に生き始めたら、めちゃくちゃ重要なのです!
近いに越したことありません。
子育て中の方は、保育園から近いところという手もありますよね。
できるだけ無駄な時間は省きたいですもんね。子育てとの両立は時間の有効利用が勝負どころですです!
看護師国家試験合格率
大切なポイントです。
あながち偏差値が低い学校だと落ちるということはないのです。
専門学校はみんな受かって、意外に大学生が落ちたりすることもあります。
看護師国家試験は90%受かる試験です。1発でとりたいですもんね。
専門学校の方が、「意地で全員合格せさるぞ!」っていう意気込みが先生にあります。
大学は、各自勉強してね。というスタンスのところが多いと言ってました。
専門学校の国家試験直前は、めちゃくちゃ対策してくれますよ!
社会人学生が何人いるか
入ってみないと分かりませんが、極端に少ないと社会人学生に対して厳しいかもしれません。(あくまでも私の意見)
最近では40代のからも珍しくありません。
子育て中の方も多く、子供に関する相談もしあってましたよ。
若い子の中でパワーをもらうのもいいですが、社会人が多いところだと安心感が違います。
最初は、社会人だと頑張らなきゃっていうプレッシャーを感じていました。
徐々に慣れていきましたけどね。普通に若い子と友達になりました。
私の場合は、クラス40人中に社会人は7人でした。
30歳代は2人。
他の学校では40人中15人のところもあるようでした。
社会人学生に対しての見方は少し厳しかったかも…。
なんとなくね…。
母体の病院の離職率
病院付属の学校の場合、実習先である母体の病院の離職率を調べるのもいいですね。
多いと結構厳しい病院なのかもと予想できますね。
ということは…実習は地獄…。
あくまでも私の意見ですけどね。看護師さんがきついところは本当につらい…泣
受験科目(専門学校)
短大・大学はセンター試験等も必要になります。ここでは看護専門学校について説明しますね。
一般入試
教科:国語 英語 数学 理科(学校による)
小論文
面接
基本的に高校までで学習した「英語」「数学」「国語」が出題されます。
これは、一般入試なので、高校生とこれらで戦います。
しかも、高校の授業ってレベル高い…。なおかつ、勉強しないといけない科目が多いです…。
はっきり言って、現役生に勝つのは社会人は難しいです。若さには勝てれません。
大学狙ってた人が落ちてくる感じなので。みんな頭いいです。
実際、私の同級生の社会人の生徒は7人でしたが、5人は社会人枠から。
うち2人は一般入試を受けて、合格してきた猛者でしたが、2人とも現役大学生でした。
中々勝てないですよ…社会人入試がおすすめです。
社会人入試
国語:漢字、慣用句、文章問題、文学作品
数学:2次方程式、不等式、連立不等式(数1・A)
英語:文章問題、和訳、発音 等
小論文
面接
社会人入試は学校によって様々です。
実際には、小論文+面接だけのところも多いです。
え!数学や英語がないところがいい!
小論文って、とりあえず書けばいいから、なんとかなりそう!?
と思いません?
実は、小論文が1番難しいと思っています。
なぜなら、対策しようがないからです。
科目はなんとなく参考書を解いて…とか、対策は思いつきますよね。
小論文…どうやって勉強するの?お題はその年によって変わるし。
対策が難しいところではあります。
でも、大丈夫!最近はネットやオンラインで、看護学校へ合格するための塾がたくさんあります!
ここは、お金にものを言わせて通ってみるのも手です!
子育て中だと中々時間がとれませんが、オンラインなら可能ですよね。
1人で勉強するよりも、さぼりにくいし、いいですよ。
私の場合はほぼ小論文と面接でした。
1校だけ(受かったところ)は数学があったため、これを使って対策しました。
受験3か月前からしましたよ。この本おすすめです。
とても分かりやすくまとめられていました。余計なことは書いていないです。
おかげで数学は、結構手ごたえがありました。が、反対に小論文には自信がありませんでした。
何度も言いますが、学校に受からなきゃはじまらないから!
なんなら、入学できれば、あとは学校が国家試験合格まで厳しくwサポートしてくれます。
アラサーアラフォーの皆さんにとって、1年という時間は貴重です。
1発合格しましょう。
専願か併願可か
合わせて、社会人枠の受験があるかどうかもみましょう。
社会人枠は結構専願が多いです。滑り止めに、いくつかうけることをおすすめします。
ちなみに、今となっては話せますが…
社会人枠で、専願なのに3つ併願していました。
(絶対絶対受からないと思っていたのでw)
しかし、3つ中2つ合格してしまいました。
学費の安い方を選びましたが、蹴った1校へ連絡したときに少し怒られました。
本当に本当にごめんなさい。
まとめ
看護師になるための最初のステップは、看護学校に合格することです。
頭が良くなくても、しっかり情報収集を行い、自分のライフスタイルに合った学校を選べば、主婦でも看護師になることができます。
忙しい主婦や子育て中でも、しっかり準備をすれば夢の看護師資格取得を実現できます。
まずは、看護学校に合格することを目指して、一歩を踏み出しましょう!
「今が一番若い時です!」
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